[ ソース: msort ]
パッケージ: msort (8.53-2.3 など)
複雑な方法でレコードをソートするためのユーティリティ
msort は、洗練された方法でファイルをソートするためのプログラムです。 もともとは、"エキゾチック" な言語の辞書をアルファベット順に並べ替えるために 開発され、広く用いられていましたが、他の目的にも役立ちます。 msort は、典型的なソートユーティリティとは、入力をレコードにパースし、 キーフィールドを識別する際の柔軟性およびソート順序についての制御のしやすさ に優れています。 主要機能は次のとおり:
o Msort は、コマンドラインプログラムと GUI 経由のどちらでも利用可能であり、 扱いにくい複雑なコマンドラインオプションを知っている人だけでなく、検索の コツを知らない人にとっても役立ちます。 o レコードは、一行にひとつにする必要は無く、数多くの方法で区切ることが可能。 o キーフィールドは、レコード中の位置、文字範囲 (例えば、キーは 4 文字目から 8 文字目から構成)、またはタグへの正規表現マッチングにより選択可能。 o 各キーに対して、任意のソート順序が指定可能。Msort は、locales を認識する。 o 各キーに対して、実質上無制限の永さの無制限の数のマルチグラフ (文字列は ソートの目的のための一単位、つまり Unicode 語法での "collating elements" として扱われる) を定義可能。 o 通常の辞書上および数値上の比較に加え、msort は、辞書と数値のハイブリッド 比較 (例えばファイル名や章の heading については、2a は 10b よりも前に来る) 、ランダム比較、そして角度、日付、時間、月、ドメイン名、メールアドレス、 ISO8601、日付および文字長による比較をサポート。 o 数は、例えば中国語やデヴァナーガリーのような既存の数系に従うかのように 振る舞えます。 o 各キーに対して、キーフィールドにおける先頭、末尾、そして中間位置の 全ての組み合わせでソートする際には、明確な文字セットは考慮から除外される。 o 各キーに対して、正規表現置換の明確なセットを定義可能。これらは、 まるで McCarthy が MacCarthy と綴られたかのように、MacCawley の前に McCarthy のような名前をソートさせるための手段を供給します。 さらに、例えばドイツ語の "eszet" 符号が、伝統的にこれらが "ss" であるかの ようにソートされてきたように、ひとつの文字がソートのために文字列として 扱われるレアケースを扱います。 o 辞書的なキーは反転可能であり、逆辞書を構築できます。 o あらゆる全てのキーがオプションです。オプションのキーに対して、ユーザは キーフィールドが無いレコードとキーフィールドが存在するレコードとの 比較方法を指定できます。 o 異なる属性に対して別のソートアルゴリズムを選択できます。
msort は、UTF-8 Unicode を理解します。Unicode は、テキストが入力される どこでも、すなわちソートされるテキスト、ソート順や除外の定義、フィールドや レコードのセパレータ、フィールドタグに使用可能です。Unicode の case-folding をフルサポートしています。
その他の msort 関連パッケージ
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- dep: libc6 (>= 2.34)
- GNU C ライブラリ: 共有ライブラリ
以下のパッケージによって提供される仮想パッケージでもあります: libc6-udeb
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- dep: libicu72 (>= 72.1~rc-1~)
- Unicode 用の国際化コンポーネント
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- dep: libtre5
- regexp matching library with approximate matching
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- dep: libuninum5
- library for handling numbers as Unicode strings
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- sug: msort-gui
- msort ユーティリティ用 tcl/tk 版 GUI